- 投稿 2016/09/04
- チャートソフト - 無料webチャート
無料・WEBで高性能なスマートチャート(日経新聞社)
うねり取りの練習が無料でできてしまう??
相場師朗さんのうねり取りの練習は、チャートギャラリーという有料ソフトを使用することが大前提となっていますが、無料でチャートが表示できるサイトがありますのでご紹介します。
日本経済新聞社が提供しているチャート表示のサイトになります。
http://www.nikkei.com/markets/chart/#!/0101
このサイトで表示されているチャートの良い所は、
●過去の日足チャートを遡って見ることができる
●カーソルを当てると日付と株価が表示される
という点ですね。
過去日足チャートを遡って見られるサイトは、なかなか見当たらないと思います。
画面の右上の「開始・終了日設定」というボタンを押しますと、期間を設定する画面が表示されるので、開始日を設定してあげることで最大6年前まで遡って表示することができます。
日足の場合だと最大6年前まで遡ることができますが、週足は8年前、月足は10年前まで遡って表示させることが可能です。
次に、カーソルで日付と株価が表示させられる点ですが、これもうねり取りの練習や検証を行う場合にはかなり便利です。
カーソルを当てた日の四本値が画面の左上に表示されますので、正確な株価を知るためにはけっこう重宝するのです。
当ブログで提供している「うねりとれーる」(エクセルシート)などに建玉の操作を入力していくことを想定すると、カーソルをチャートに合わせるだけで日付と株価(始値)がわかるとエクセル操作がずっとキーボードだけで行えます。
スピーディーにうねり取りの練習や検証を行うには欠かせない機能でしょうね。
日本経済新聞社のスマートチャートを見てしまうと、ヤフーファイナンスのチャートなんか全く見る気がなくなりますね(苦笑
このほかに、「移動平均線」と「一目均衡表」のチャートを選べる点も優れものなのですが、うねり取りのノウハウには一目均衡表は含まれていませんので特に必要はないかと思います。
日本経済新聞社のスマートチャートのデメリット
無料でこれだけ使える点は素晴らしいのですが、デメリットがないわけではありません。
●チャートギャラリーのようにチャートを日送りできない
●移動平均線の設定が変更できない
まず、チャートを日送り出来ない点ですが、うねり取りの練習をする場合には特に、
「この先、株価がどうなるかわからない」という臨場感
が大切になってきますが、スマートチャートだと指定期間のチャートが一望できてしまうのが難。
つまり、臨場感や緊張感を持った練習がやりにくいと言わざるを得ません。
また、移動平均線の設定が変更できないという点についても、うねり取りの練習という意味では不十分です。
うねり取りで使用している移動平均線は一般的なものと若干異なっています。スマートチャートに表示されている5日・25日・75日という移動平均線は一般的なものなので、それはそれで良いかもしれませんが、うねり取りの設定とは合致しません。
25日や75日は、立会数が週6日だったころの名残りということで、相場師朗さんは明確に否定しています。相場師朗さんは、25日の代わりに20日、75日の代わりに60日を推奨しているわけですが、これは週5日取引された場合の1ヶ月と3ヶ月に相当する日数ということになっています。
短期的なポジションの判定に使用する5日移動平均線はスマートチャートでも表示されるので、この部分だけを重点的に練習対象とすることは可能ですね。
他にもスマートチャートには欠点が・・・
無料で日本経済新聞社さんが提供してくれているものに対してあまり文句をいうのは本意ではないのですが、あえて言うとするならばまだ欠点があります。
●多くの銘柄をパッパッとチェックするのは不向き
●チャートギャラリーに比べるとデータ保有期間が短い
やはり無料で利用できるものなので、なにかと制限が出てきてしまうのはやむを得ないという感じでしょうか。
ネット証券(カブコム・松井証券・楽天証券)のチャートもグッド!
webベースではなく、パソコンに専用ソフトをインストールするタイプではありますが、ネット証券各社が提供しているチャートツールも侮れません。
うねり取りの練習をするための条件としては、日足チャートを長い期間表示させたいわけですが、意外と長い期間のデータを保持しているツールも確認できました。
詳しくは、動画にて解説していますので、チェックしてみてくださいね。
うねり取りの練習やチャートを使った検証が無料でできるサイトの紹介をしました。
うねり取りの練習には「日送りが出来る」タイプのチャートソフトと、うねりとれ~るがあれば基本的な練習は十分可能といえると思います。
効率的な練習&ショットガン投資法への応用を考慮するならチャートギャラリー
日足を30年遡るには、やはりチャートギャラリーが必要不可欠ですし、ショットガン投資法やその他のチャート条件を目視でチェックするタイプのトレードをする場合には、やはりチャートギャラリーが欠かせないでしょう。
やはり、チャートを一気にチェックすることができることで、時間効率を格段にアップさせることが可能だからです。
時は金なり、Time is Money、時間よりも有効な資源はありませんからね。
ということで、結論としましては、無料でうねり取りの練習ができるソフトはいくつかありますが、メリットの多いチャートギャラリーの導入もぜひ検討してみてください。