フリーパワー自転車のレビューと電動アシストとの比較、検証!販売店オリンピックの株価に注目
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フリーパワーという自転車をご存知でしょうか?

正確には、自転車のフロントギア部分に取り付けるパーツですが、電動アシスト自転車に匹敵する?アシスト性能を持つクランクギアとして注目を浴びています。

 

フリーパワー自転車が注目を浴びるきっかけとなったのが、がっちりマンデーという番組。この中で、経済評論家の森永卓郎さんがフリーパワー自転車に試乗して坂道を乗り比べて、「世紀の大発明」と絶賛したことにあります。

 

 

このフリーパワー自転車が、本当に世紀の大発明なのか?

 

実際にフリーパワーを購入した私が、レビュー・検証をしてみたいと思います。

目次

フリーパワーとは?

 

 

「フリーパワー」とは、社会保険労務士で発明家の浜本陽一郎さんが発明した自転車のパーツのことです。電池の要らないアシストギアとして、サイクルオリンピック社が販売しています。

 

電動アシスト自転車が、電気の力を使ってペダルをこぐのをアシストするのに対し、フリーパワーは電気の力を使わずともアシストされているように軽々と自転車が漕げてしまうという、夢の製品です!

 

実際に、どんなものなのかを見てみることにしましょう。

 

自転車の課題はデッドゾーン対策だった!

 

フリーパワーの仕組みを解説する前に、人間が自転車をこぐ際の力のかかり方について説明させてください。

 

ペダルをこぐときに、上から下へペダルをギュッと踏み込む際にはしっかりと力を入れることができますよね。でも、ペダルを最下点まで踏み込んだあと、反対側の足がギュッと踏み込める場所に来るまでのわずかの間、踏み込みが弱くなってしまうポイントがあります。

 

 

これをデッドゾーンと呼ぶのですが、このデッドゾーンがあるためにペダルを踏み込む力にムラが生じてしまい、自転車を走らせる歳の非効率を招いてしまいます。

 

このデッドゾーンでの非効率性を解消するために、さまざまな工夫・解消が重ねられてきました。

 

私が中学生の頃には、ブリヂストンからクランクギア(自転車の前のギア)が楕円形をした「オーバル」という製品が発売されていましたが、まさにこのデッドゾーンを解消するための工夫の一つでした。

 

このアイデアがすごく気に入ったのですが、当時、私の周りでは、中学に入学するとカッコイイ自転車を買ってもらえるならわしがありまして、すでに購入したばかりであったことからオーバルが欲しいと思っても手が出ませんでした。

 

(ブリヂストンのオーバルは、デザイン・乗り心地ともに悪く、まったく人気が出ないまま姿を消してしまいましたが・・・)

 

 

フリーパワーの仕組みと構造解説、原理が分かれば納得!

 

フリーパワーのアシストギア機能は、デッドゾーンで力がかからなくなってしまう問題点を解消するために、シリコンの反発力を活用しています。

 

まず、ペダルを踏み込んだ時の力でシリコンを圧縮します。そして、ペダルがデッドゾーンになったところでは踏み込みの力が弱まりますので、圧縮されたシリコンが反発・膨張することになります。シリコンが反発することでデッドゾーンで踏み込みの力が弱まるところを補う方向に作用し、自転車の推進力になるという原理です。

 

 

フリーパワーには、クランクギアの内部に5つのシリコンを搭載しており、これらが圧縮と反発を繰り返すことでデッドゾーンでの推進力の低下を補う構造になっています。

 

以上から、フリーパワーはシリコンの電池の要らないアシストギアというキャッチフレーズで販売されていますが、ペダルを漕ぐ力を均質化することで効率的にギアを回転させるメカニズムであることがご理解いただけると思います。

 

 

フリーパワーのシリコンはソフト・ミディアム・ハードの3種類

 

フリーパワーに組み込まれているシリコンが、非常に重要な役割を果たしているわけですが、シリコンの固さにはソフト・ミディアム・ハードの3種類が用意されています。

 

3種類のシリコンは文字通り固さが違っていますから、踏んだ時の感触と反発による推進力に違いが出てきます。

 

私は一般成人男性レベルの脚力があるのでハードがいいのかなぁ?

 

と漠然と思っていましたが、試乗車で乗り比べた感じではハードでは固すぎるような印象がありました。

 

脚力とシリコンが固さがマッチしないと圧縮・反発がうまく作用しません。シリコンが固ければ固いほどデッドゾーンでのパワーが強まるという気がしていたのですが、必ずしもそうでもないようです。

 

もっと重要なのは、どういう用途で自転車を使うのかということでしょう。

 

私の場合は、主な用途は買い物などの街乗りなので、発進・停止を繰り返すことが多くなります。とすると、弱い力で漕いでいてもシリコンがそれなりに圧縮・反発してくれるほうが扱いやすいわけです。

 

ガシガシとペダルをこいで、トップスピードを追求するような乗り方をする場合には、ハードを装着したほうが向いている気がします。

 

販売店であるサイクルオリンピックさんでは、意外にもどのタイプのシリコンを選んだらよいのかというアドバイスをしてくれませんでした。どれが一番いいのかというのは個人の感覚・感性によるところが大きいからでしょうね。

 

「とにかく、乗ってみてください」ということなので、普段の使い方を想定しつつフリーパワー搭載車に実際に試乗してみることをお勧めします。

 

ただ、脚力が弱い人やひざに痛みがある人は、ソフトを選んだほうがいいようです。

 




 

フリーパワーの欠点・デメリットはあるのか?

 

フリーパワーと電動アシスト自転車の比較については後述するとして、フリーパワー自転車そのものの欠点・デメリットにはどのようなものがあるかをみてみましょう。

 

フリーパワー自転車は緩やかな坂道であれば推進力を感じながら登ることができるのですが、急な坂道ではアシストギアの効果がほとんど実感できません。ある程度のリズムでペダルを漕いでいないと、シリコンのアシストが推進力に使えないからでしょうね。

 

ただし、フリーパワーのついていない自転車に比べて劣っているわけではないので、欠点というほどの欠点ではないかもしれません。

 

 

実用的な面でのデメリットとして想定されるのは、シリコンの耐久性です。

 

シリコンが経年劣化することで、圧縮・反発の機能が損なわれてしまった場合、フリーパワーの効果が薄れてしまうことが懸念されます。耐用年数は3年くらいという話もありますが、3年後に全く使えなくなるかどうかは未知数というのが現状です。

 

このように、フリーパワーが実用化されてから日が浅いという点は、リスクと言えるかもしれません。自転車の保管場所が、極端に熱かったり冷たかったりすると、シリコンの劣化が早まる可能性が否定できないからです。

 

 

フリーパワーと電動アシスト自転車の比較、私がフリーパワーに乗り換えた訳は?

 

フリーパワーと電動アシスト自転車では、どちらがいいのか?フリーパワー自転車の購入を検討している人にとっては大いに気になるところだと思います。

 

平地や緩やかな坂道での比較

 

平地や緩やかな坂道での走行に関しては、フリーパワーのアシストギアで十分に推進力を感じることができますので、大きな違いがないと言えます。

 

唯一違いを感じるとすれば、緩やかな登り坂で停車した状態から発進する時ですね。

 

例えば、踏切や橋の手前で止まってしまった場合には、フリーパワーと電動アシスト自転車の推進力を比較すると、電動アシスト自転車の圧勝ということになります。

 

 

急な坂道の登りでの比較は電動アシスト自転車が圧勝

 

急な坂道の登りではフリーパワーのアシストギアの効果がほとんど発揮できません。残念ながら、電動アシスト自転車のパワーには及びません。

 

(下り坂なら遜色ないんですけどね・・・)

 

急な斜面を走る機会が多い方の場合ですと、フリーパワーが電動アシスト自転車の替わりになるということはありませんのでご注意ください。

 

 

私が電動アシスト自転車からフリーパワーに乗り換えた訳

 

 

私は、つい最近まで、HONDAのSTEP COMPOという電動アシスト自転車に乗っていたのですが、フリーパワーが登場したことを知りフリーパワー搭載車に乗り換えました。

 

STEP COMPOは、折り畳みタイプの電動アシスト自転車として一世を風靡した人気機種で問題という問題はなかったのですが、電動アシスト自転車固有の問題で手放すことにしました。

 

その問題とは、定期的にバッテリー交換が必要となる点です。購入した際はあまり気にかけてはいませんでしたが、自転車は長く乗るものだけに電池の劣化が進みバッテリー交換をするコスト負担にうんざりしてきたのです。

 

また、自転車に乗っている途中で、電池切れの心配をしなければいけないことも、私が電動アシスト自転車を辞めた理由の一つです。

 

「気軽に乗って、気軽に出かけることができる」

 

これが、私が自転車が好きな理由なのですが、バッテリーの残量と相談しながら行き先を考えないといけなくなる電動アシスト自転車は、ちょっと性に合わないと感じていたんですよね。

 

近所の買い物がメインという私の行動範囲には、そんなに多くの登り坂がありません。つまり、電動アシスト自転車が絶対に必要というわけではなかったのです。こんな自転車の用途も、電動アシスト自転車からフリーパワーへの乗り換えを後押ししたと思います。

 

 

フリーパワーのランニングコストはどうなの?

 

フリーパワー自転車はバッテリーが要りませんから、当然バッテリー交換の費用はかかりませんよね。ただ、フリーパワーに搭載したシリコンの寿命が来てしまった場合、シリコンの交換を行う費用が発生します。

 

サイクルオリンピックの店舗で伺ったところだと、2000~3000円くらいでシリコンの交換はできるということなので、3年で確実にシリコンがダメになるとしても年間費用は1000円前後という計算になります。

 

これが高いか安いか?というと個人的には安いと思います。3年後にはフリーパワーの技術革新によってより高性能なシリコンが誕生しているかもしれないので、そんな期待を込めて交換時期を待ちたいと思います。

 

(注)シリコンが3年でダメになるということは確定しているわけではありません。使用状況や保管場所の状況によって、シリコンの寿命は大きく左右されると考えられます。

 




 

フリーパワーの効果を実際に体験した感想

 

こんな経緯で電動アシスト自転車からフリーパワーへ乗り換えたわけですが、実際にフリーパワー自転車に乗ってみた感想は、

 

「これ、すごく楽しい!」

 

というものでした^^

 

普通の自転車と違うのは、ギュッとペダルを踏み込んだときにシリコンを圧縮するグニュっとした感覚があるところ。お菓子のグミを指でつまんだときのような感触をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。

 

そんな食感(?)を除けば、停車したところからの漕ぎだしはスムーズですし、普通に走っているところではスイスイと加速していく感じがします。なので、自転車がとても楽しく感じられるというのがフリーパワー自転車に乗り換えた感想です。

 

街乗りでは、交差点で安全確認のために停止したり減速したりすることが多いですよね。アシストのない自転車だと、停止や減速をすると次の漕ぎだしに苦労するのでできるだけ減速しないで進もうという誘惑に駆られることがあります。

 

でもフリーパワー自転車は加速がスムーズなので、停止や減速がちっとも苦にならないというのは意外な発見でした。

 

 

皆が安全確認を徹底すれば、自転車の関係する事故は今よりも減るはずです!フリーパワー自転車が普及して、自転車の事故が減少してくれればこんなに嬉しいことはありませんよね。

 

登り坂への対応も気になるところですが、フリーパワーのアシスト機能で緩やかな登り坂でしたら比較的楽に駆け上がることができます。まず、アシスト無しの自転車が前にいたとしても、間違いなく追い越すことが可能です。

 

電動アシスト自転車の場合はちょっと難敵ではありますが、保育園の送り迎え等で急いでいる方には追いつけませんが、普通に走行している方であれば上り坂の途中でだいたい追い越しちゃいます。

 
競争したいわけではないのですが、今年50歳になった私が自転車の若者を楽々と抜き去ることができるのは、ちょっとした快感です。ただし、追い越す際に不意に曲がってくる方がいるので、安全には十分留意することが必要ですね^^;
 





 

フリーパワーの口コミ、評判は?ネット上のレビュー・インプレッション

 

2chでは、フリーパワーが紹介されたがっちりマンデーの感想として、

 

革命だろ マジですごいと思う

 

当然のことだが、エネルギー的には変わらない
ただ足への衝撃が減り軽くなった感じがするので回転の速度が一定になり多少楽かもしれない

 

なるほどなぁ、力を蓄えて反発するから勢いが続くのか

 

といった肯定的な声がある一方、

 

シリコンが反発力で戻る時に推進力になるだけでなくペダル側に反発力が働くだろ
単にフニャフニャになってるだけなのをTVでスゲースゲーとヤラセで持ち上げて踊らされてるだけだ

 

これ、意味があるとすればシリコンバネにエネルギーを蓄えることよりも、ペダルに力をかけやすい角度がシリコン潰れる分大きくなり、上死点下死点のペダルに力が掛かってないところでシリコンが戻る、っていうことだと思う。
しかしこの原理だと、ギア比変えた方が確実に坂では楽になる。

 

のような冷静な意見も出されていますが、実際にフリーパワー自転車に乗ってみないと分からないこともあるんですよね。

 

私としては、自転車競技のプロ選手のような人が、フリーパワーのレビューやインプレッションを載せてくれると非常に嬉しいです。

 

 

 

フリーパワーのYoutube動画もいくつか紹介します!

 

Youtubeで見つけたフリーパワーのレビュー動画をいくつか紹介します。

 

 

ほのぼの感のあるフリーパワーのレビュー動画。

 

「背中を押されるようにすーーっと走る」というのは、よく理解できます。

 

 

こちらは、フリーパワーの代理店の方が同一の条件でフリーパワー付きの自転車とフリーパワーなしの自転車を乗り比べている動画です。

 

緩やかな登り坂では、フリーパワー自転車のほうがスイスイと走っていくことがハッキリと分かる動画になっています。

 

フリーパワー代理店さんが作成された動画ということですから、フリーパワーを贔屓しているという疑いの目を向ける方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

動画に出ている方もおっしゃっている通り、「まずは試乗してみてください」というのは私も大賛成です!!試乗すればすべてが解決、とまではいかないかもしれませんが、一度乗ってみないとこの新感覚は分からないと思うのです。

 

 

フリーパワーの購入方法は?買いたいと思ったらココへ行こう!

 

フリーパワー自転車の購入方法について、2018年7月現在の状況をまとめてみました。

 

フリーパワー搭載自転車の購入はサイクルオリンピックへ

 

フリーパワーが搭載されている自転車は、サイクルオリンピックで発売されていて、現在は、「サラダ」と「ディバイド」の二車種が販売となっています。

 

 

それぞれの車種に、ソフト・ミディアム・ハードの3種類のシリコンが付けられます。

 

サイクルオリンピックのサイトでこの二車種を見たときには、「ディバイド」という27インチモデルに興味を持ったのですが、店舗で実車を見てみると色もデザインもモッサリした印象で全く好きになれませんでした。

 

「サラダ」という車種は、いわゆるママチャリなので個人的にはスルーですね。

 

試乗用としてどの店舗でも置いてあると思いますので、気になる方はお近くのサイクルオリンピックにて確認してみましょう。

 

※オリンピックの店舗では、フリーパワーの取扱いがありませんのでご注意ください。

 

 

フリーパワーのクランクギアを購入した自分の自転車に取り付けたい

 

フリーパワーのクランクギアはサイクルオリンピックとフリーパワーの代理店で購入・取り付けをすることができます。

 

フリーパワーの価格は9000円(税抜)ですから、手頃な価格ではないでしょうか?

 

フリーパワー搭載車を購入すると4万円を軽く超えてしまうのですが、ディスカウントショップで激安自転車を購入して、フリーパワーを後付けしたほうがトータルでは安くフリーパワー自転車を手に入れることが可能ですよ。

 

ただ、2018年7月時点では、大人用自転車に取り付けるフリーパワーの在庫が切れてしまっていることから、入手できるのは当分先のことになりそうです。

 

 

フリーパワーを通販で購入することはできるの?

 

フリーパワーを販売しているサイクルオリンピックは、首都圏を中心に展開している自転車ショップなので、地方にお住いの方はわざわざ出掛けることは難しいですよね。

 

そこで気になるのが通販・ネット販売等で入手できないのか?

 

ということなのですが、現時点ではネット通販は行っていないそうです。

 

 

フリーパワーをネット通販していない理由については、自転車ごとに取り付けられるサイズが決まっているため、店舗にてしっかりとサイズを確認して取り付ける必要があるためです。

 

各地の代理店さんでも対応は同じようでして、どこかしらの代理店に直接訪問して取り付けてもらうしかありません。

 

 

フリーパワーは代理店のみの取扱い、あさひ・イオン等では買えない

 

フリーパワーはサイクルオリンピックと代理店でしか購入することができません。今のところあさひやイオンは代理店にはなっていないことから、あさひやイオンでフリーパワーを購入することはできません。

 

フリーパワーの普及に伴って、全国各地にフリーパワーを取り扱う代理店・店舗が続々と誕生してくると思われます。

 

お近くの自転車ショップでフリーパワーを購入できないか、あるいは代理店になる予定があるかどうかを尋ねてみるとなにかしら情報が得られるかもしれませんよ。

 

 

フリーパワーが取り付けられるのはどんな自転車なのか?

 

フリーパワーを愛車に取り付けたいと思った時、どんな自転車に取り付けられるのかがとても気になると思います。

 

子供乗せ自転車、ママチャリなどのクランクギアが一般的な形状の自転車であれば、ほぼ問題なく取り付けることが可能です。

 

 

クロスバイク・ヒルクライム・ロードレーサー・マウンテンバイクなど競技用の自転車の場合は、ディレイラーとの相性の問題があり取り付けられるかどうかは微妙なところです。

 

折り畳み自転車や電動アシスト自転車は、クランクギアの形状が一般的なものとは違っていることが多いため、基本的には取り付け不可のようです。

 

いずれにしても、正確なことは、サイクルオリンピックまたはフリーパワー代理店に自転車を持ち込んで確認してもらうしかないのが実状です。

 

 

フリーパワーをブリヂストン TB-1に搭載してみたら・・・

 

搭載してみたと書きましたが、実際はサイクルオリンピックに出掛けた時、たまたま店頭においてあったフリーパワー装着済みのブリヂストン TB-1を購入しました。

 

 

普通に、楽しく乗れているので、この車種には問題なくフリーパワーを付け替えることができます。

 

ただ、サイクルオリンピックの方いわく、ギアの切り替え時の「カッチャン」という音がノーマル状態に比べてやや大きくなったとのことでした。これは不具合ではないので個人的には問題ないと思っているのですが、気になる方には気になる部分だと思います。

 

こればっかりは、取り付けてみないと分からないことですので、こうしたちょっとした不具合が出ることがある、という例として参考になれば幸いです。

 




 

フリーパワーでオリンピックの株価上昇に期待!

 

世間でフリーパワーが注目されるとともに、気になるのがオリンピックグループの株価の動向ではないでしょうか?

 

オリンピックグループは、関東一円でスーパーやディスカウントストアを展開している小売り企業ですが、今回フリーパワーを製造しているフリーパワー社に出資するとともに、サイクルオリンピックというグループ会社で販売活動を行っています。

 

(フリーパワー社への出資比率は非公開ながら、持分法適用会社に該当する旨のリリースが出ています。)

 

現在はフリーパワーの生産が軌道に乗っていないことから、業績への影響はほとんどないと考えられます。フリーパワー販売代理店の全国展開も、まだまだこれからといった感じです。

 

2018年末から2019年にかけて、フリーパワーの製造・販売体制がある程度構築されてきた段階では、積極的なPR活動が行われることが想定されます。

 

 

フリーパワーの試乗により来店客数増は確実に増加します

 

フリーパワーの注目度が高まる中、オリンピックグループの子会社サイクルオリンピックに試乗に訪れるお客さんは確実に増加するでしょう。

 

フリーパワーと電動アシスト自転車を比較する中で、サイクルオリンピックでの電動アシスト自転車の売れ行きも伸びていく可能性も少なからずあるのではないでしょうか。

 

こうした業績アップ要因も、意外に侮れないものですよね。

 

 

8289 オリンピックグループの株価チャート(日足)


がっちりマンデーでフリーパワーが紹介された後、ストップ高まで一気に値上がりしていることが分かります。

 

 

 

8289 オリンピックグループの月足チャート

 

 

オリンピックグループの月足の株価チャートです。3000円を超える株価で活躍していた時期もあったのですが、長らく低迷が続いていることが見て取れます。

 

ライバル店であるニトリやドン・キホーテに押されて、業績が伸び悩んでいることが株価の低迷の主因ではないかと推察されます。

 

新規出店を抑えて、既存店のリニューアルを中心とした成長戦略をとっているオリンピックグループですが、フリーパワーが業績に寄与してくる段階では再び成長軌道に乗る可能性も十分にあるのではないでしょうか。

 

 

フリーパワーユーザーとして、また個人投資家として、今後のオリンピックグループの株価には注目していきたいと思います。

 

 

 

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