原油相場下落が株式相場を揺さぶった!

 

2016年の1月から2月にかけて原油価格が暴落して、世界中のマーケットに混乱をもたらしました。

 

いったいどこまで下落するんだろうか・・

 

疑心暗鬼となった投資家が不安になって株を売りまくったために、日本の株式市場でも大幅な株価下落に見舞われてしまいました。一説には、原油価格下落により産油国の財政が急激に悪化、資金確保のためになりふり構わず資産を売却したとか。

 

そんな中、日経平均株価は、1月4日に18800円あったものが、2月12日には14800円まで下落、 たった1ヶ月ほどの間に株価が20%以上も下落するなんてかなりビックリしました。

 

株価下落の引き金となった原油価格の急落ですが、2月の下旬に入ってようやく反転の兆しがでてきました。 原子力発電だとか、太陽光発電だとかで、以前ほど存在感がなくなってきている原油ではありますが、まだまだエネルギーとして主役の座を譲ったわけではありません。

 

今後は、30ドル近辺の大底を確認して、反転・上昇へと転換していくように思います。

 

原油相場の上昇で儲けるには?

 

「原油価格が上がる」という相場観を持ったとした場合に、どのような投資対象が選択肢として考えられるでしょうか?

 

石油会社の株を買うのが定番かもしれませんが、原油相場の上昇と業績との相関がはっきりしないこともあり、原油価格と同じように上昇するとは限りません。

 

だったら、原油相場にしっかりと連動する投資対象を選ぶほうが得策です。

 

日本の証券会社で原油価格をトレードするには、原油ETFという商品がよいでしょう。原油ETFは、原油の先物価格に連動するように設計された投資信託なので、原油価格が値上がりするとそれに比例して値上がりするのが特徴です。

 

代表的な原油ETFとしては、次の3銘柄が挙げられます。

 

1671のWTI原油価格連動型投資信託

1699の(NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場

1690のETFS WTI原油上場投資信託 

 

 

原油ETFの最低投資株数は10株となっているのですが、1671 WTI原油価格連動型投資信託の最低投資単位は1株からということになっています。

 

ということは、なんと最低投資金額として1865円(2016年2月19日現在)から投資ができるんですよね。 (実際には手数料がかかりますので、あまりに小口の取引はオススメできませんが・・)

 

あと、変わり種の原油ETFとしては、原油価格の2倍の変動率となるように設計された原油ETFとして 2038の日経TOCOM原油ダブルブルETNというものがあります。

 

 

2038 日経TOCOM原油ダブルブルETNも最低投資単位が1株ですから、こちらは最低投資金額として905円(2016年2月19日現在)からトレードできます。

 

TOCOMは国内の原油先物市場ですから為替相場の影響を受ける点には注意が必要ですが、WTIの先物相場が上昇すればTOCOMも上昇しますので、WTIの2倍の利益が狙える原油ETFとして考えることができます。

 

「ダブルブル」というETFは、値上がり益が2倍となるのですが、値下がりした時の損も2倍。

 

要するにリスクが2倍となるというわけですが、そもそも原油相場に投資しようとすること自体ハイリスクなトレードですからあまり大きな資金をぶち込むことは避けたほうが良いでしょう。

 

大きく儲けたいなら、原油CFDという選択肢もある!

 

FXの取引をしている場合には、GMOクリック証券などのFX会社などで取り扱いのある商品CFDというものを利用してみるのも良いでしょう。

 

商品CFDというは、FXの取引と仕組みは似ていて、証拠金取引という形をとりますので手数料がかからないのが特徴です。 レバレッジが高く取れること、夜間も含めほぼ24時間取引ができること、など、原油ETFにはないメリットもあります。

(株式市場で取引される原油ETFは、夜間の突発的な値動きに対処できませんが、原油CFDであれば即座に対応することができます。)

 

ロスカットを入れてトレードをする場合には、日中しか取引ができない原油ETFよりも商品CFDのほうが優位性があると考えています。

 

原油相場上昇で一番大きく儲けられるのはコレだ! いくつか紹介してきましたが、一番大きく儲けることができるのは、海外FX会社で取り扱いのある商品CFDでしょう。 私も利用しているXMなら、レバレッジが888倍の取引ができますから、タイミングよく原油相場にエントリーすることができれば、資金を数十倍、数百倍にすることも夢ではありません。

 

絶対に当たらない宝くじに投資するくらいなら、原油相場に夢を託してみるのもいいかもしれないですよ。